二軸押出機
二軸押出機は2本のスクリューによる高い混練性能と優れたプロセス制御力を備えた押出設備です。単軸押出機と比べて、構造が複雑でコストは高くなりますが、多成分のフィラーや添加剤を含む複雑な配合処方を、均一に溶融・混練して直接成形できる点が特長です。 PETなどのシート成形用途や、複合材料、高機能樹脂の加工など、より高度な材料制御が求められる用途に対応します。
PET樹脂向け適用データ(参考値)
| スクリュー径 | 生産能力 |
| Ø35 mm | 15–30 kg/h |
| Ø65 mm | 200 kg/h |
| Ø75 mm | 400–500 kg/h |
| Ø95 mm | 900–1000 kg/h |
| Ø110 mm | 1000–1200 kg/h |
| Ø120 mm | 1100–1500 kg/h |
作動原理
樹脂原料は供給部からバレル内へ投入されます。バレル内では2本のスクリューが同期して回転し、原料を前方へ搬送しながら加熱・溶融させ、添加剤やフィラーを樹脂全体へ均一に分散・混練します。継続的なせん断・混練作用によって高精度で均一な溶融樹脂が形成された後、ダイへと押し出されます。
導入実績
- 2012年インドネシア:当社の同方向回転二軸シート押出機(シート幅 1,300mm / 吐出量 1,000kg/h)を納入し、長年にわたり安定した生産性能を維持し、トラブルなく海外現場で連続稼働しています。
- 2024年マレーシア:2台の同方向回転二軸押出機を搭載したPET押出ラインを納入しました。930mm幅と2*510mm幅に対応し、1000kg/hの安定運転を実現しています。
加工樹脂、目標とする製品の仕様、必要生産能力をお知らせいただければ、貴社のプラスチックシートやフィルム製造に適した押出装置をご提案いたします。
